ステアリングステムが完成しました。
製作所はエヌエーメタルクラフトになります。
形状はdueの純正形状を強度重視で再現しました。
無駄な肉抜きは無くして取り付けに影響が無い範囲で厚みを増しました。
シャフトはドイツ製のベアリングを入手できたのでdue純正品を利用できました。
アンダーブラケットは肉抜き加工をしている方が上側になります。
一般的に肉抜き側が下になりますが、ビモータは違います。
ベアリング下の丸いプレートにはOリングが装着されるのでベアリング部の気密が保たれます。
上側のベアリングも軽く圧入するタイプで一般的なナットでプリロードをかけるタイプではありません。ベアリングを正しく装着した時が適切なプリロード(与圧)になるようです。
なので、ステムシャフトの精度は受け側との相性も含め重要になるはずです。
今回は元々使用していたシャフトを使える事になったので不安が無くなりました。
アンダーブラケットは無事装着できました。
ベアリング上側のカバーはダストカバーになり、ねじ込み式なのでプリロードをかけるナットなのかと思いがちですが、パーツリストにもダストカバーとなっています。ロックできるのでベアリングが抜けてこない役割も有ると思われます。
全て憶測で進めていますが、組み込んだステムの動きは良い感じです。
フロントフォークを装着する時に忘れてならないのがこのゴムリングです。
何のために使う物かは所有者でも首を傾げましたが、これはステアリングストッパなのです。
アンダーブラケットに乗せるように装着すると、ちょうどフレームの位置に来てステアリングの切れ角を規制する仕組みになっています。
こんな感じでストッパーが機能します。
アンダーブラケットを加工してストッパーを取り付ける事が多いと思いますが、ビモータは違います。
トップブリッジも無事装着。
形状は純正品と同形状で表面の肉抜き加工は無くしました。
ノーマルステムでライディングした事は有りませんので比較はできませんが、性能が上がっているのは間違いないでしょう。
首つり状態からやっと解放されて、バイクらしくなってきました。
セパレートハンドルはSB8Rで使用している物を買って、納品待ちです。
このままでは肝心なエンジンかかる前に車体が完了してしまいます。
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