緩まないワッシャー

クラッチハブを止めている薄いナットが緩んだのが、シーズン3を面白くした原因です。

今までと同じ方ほで締め込んでもまた緩む可能性があります。

ツーリングに行くたびにクラッチをバラして増し締めするのも大変ですし、走行中も緩む可能性もあります。

基本的に緩まない方法で締めなくては安心して走行が出来ません。

全く余裕のないスペースで緩まなくさせる方法を調べていたら、ノルトロックワッシャーを発見しました。

世界中の緩んではいけないボルトやナットをガッチリ止めている大変素晴らしいワッシャーです。

2枚1組で緩もうとするほど緩まなくなる仕組みの様です。


座面をならす為と少し厚みがあるワッシャーの為、0.4mm削り込みました。

削り過ぎかと思いましたが、寸法は構造的にギリギリというかドンピシャでした。

ナットの締め付けトルクが100N.mでしたのでインパクトレンチではトルク管理ができないため、専用工具を用意しました。

ハブとハウジングを固定してエンジン内部のギヤに負担をかけないでトルクがかけられます。

当然Vdueの専用工具ではありません。

ドゥカティの乾式クラッチ用を一か八か買ってみたのです。

全く問題ないどころか正にVueの専用工具となりました。

材質は樹脂製でしたが製品精度も高かったので100N.mのトルクをしっかりかけられました。ナットには念のためロックタイトを塗って万全を期しました。

この専用工具はプライベート用で樹脂製となっていて、プロ用に金属製も同形状で売っていました。使った感じでは樹脂製の方がハブやハウジングに負担をかけないでしっかりトルクがかけられるので樹脂の方をプロが使うべきではと思いました。

もちろん消耗品として。

ドゥカティの乾式クラッチ盤が使えそうだと分かったので、これから安心して半クラを当てて走ることができます。

あとは二度と緩まないことを願うばかりです。

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コメント: 2
  • #1

    たつ (日曜日, 13 9月 2015 06:45)

    修理する度に信頼性の高いマシンになっていっているのが素晴らしいです。一度見せてもらいたいくらいです。いつもちょいフルさんのブログを見ると元気が出ます。ありがとうございます!

  • #2

    ちょいふる (月曜日, 14 9月 2015 00:14)

    たつさん、こんばんは。
    ご都合合えばまたツーリング、ご一緒しましょう。