材料と工具が届いたので、エキセントリックキャンセラーの加工に取り掛かりました。
材料はアルミのA2017で強度の高いアルミ合金です。
純正のカムは鉄製でズッシリ重いです。
今回製作するのは単なる軸受けで摺動する部品ではないのでアルミ合金で耐久性は十分なはずです。
50mmの丸棒を500mm程、購入しました。
外径45mm、内径28mm、長さ42mm程の部品を外径50mm、長さ70mmの素材から削り出すことにしました。
半分ぐらいが屑になってしまします。
外径はリンクのベアリングに嵌めるため、少々シビアな精度になりますが、切削性の良い素材のおかげで綺麗に丁度よくできました。
実際にはめて確認したら一発でOKです。
内径部にはベアリングを圧入するので、こちらも少々精度が必要です。
13mmのキリ穴からボーリングバーで慎重に削ります。
テーパーシャンクドリルでもっと大きい下穴から削れば楽でしたが、ドリルがないのと、初めて使うボーリングバーの練習のため13mmから28mmに加工しました。
時間はかかりましたが、失敗もなく仕上がりも上々でうまくいきました。
次回はアルマイトをかけて表面硬度を上げてから組み付けてみます。
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よこちゃん (水曜日, 21 10月 2015 09:35)
♬金属加工業者、始めました♬って歌が聞こえてきそうですね。
ちょいふる (水曜日, 21 10月 2015 13:03)
生産性が悪すぎて商売にはならないですね。
こういうのは趣味でやるのがイイです。