ECU交換で全て解決!

ECUをスペアーで2個、所有していました。

車体の不具合修理はやりつくした感ありますので、このECUを整備して具合を確かめることにしました。

今車体についているECUを整備してもらったハンダ屋さんにまたお願いしました。

コンデンサー交換とハンダが傷んでいる場所をチェックしてハンダのもり替えです。

そのハンダ屋さんはゴッドはんだという名前からしてすごいところです。

500Vdueの整備は神がかりになっているのです。

今車体に装着しているのも含めて、3個とも燃料噴射のセッティングが違うものとのことです。

ハンダ屋さんに送るときにリベットとめのケースをバラして送ったので、ボルト留めで組めるように加工し直して元に戻しました。

シリアルナンバー000317と000139どちらが正解でしょうか!?

なにか変化があるのか?それともなにも変わらないのか?

さっそく装着してテスト走行に出ました。

まずは、000317を試します。

ECU交換はタンクを外せば簡単に交換できます。

手前の青い方はデータロガーとのことですが、アクセスするハードもソフトもないので宝の持ち腐れ状態です。

前日に装着してエンジンはかかることは確認済みでしたが夜中だったためしっかり水温をあげるまえの、かぶった状態で止めたのが失敗でした。エンジンがかからずプラグを外して洗浄して装着し直しました。

最初にセルを回しすぎてバッテリーを弱らせてしまったのでプラグ洗浄後も手こずりましたがなんとか始動しました。

いよいよスタートです!

出だしでなんとびっくり!トルク感があってすごく乗りやすくなっていました!

水温が落ち着いた後のアイドリングも1500rpmあたりで安定しています。エンジンの感じもカリカリした気を使う感じもなくなり柔らかい感じで低回転域を回ってくれるようになったのです。

中〜高回転へのつながりもいい意味でぼやけた感じになり、高回転の恐怖感も薄らいだ感じです。

やはり今までは低速域が薄すぎたようです。渋滞気味の市内を走行しましたが問題なしです。

次は000139を試します。

こちらはかなり曲者でした(汗)

始動もエンジンが温まっている割に少し手こずり、アクセルを大きく開け気味でないと始動しない感じです。

アイドリングは安定してますが、いきなりエンストすることが頻繁に起きました。

低速域は若干カリカリ感があり薄めの設定のようです。

アクセル開度と回転数をうまく合わせないとプラグがかぶってしまいます。

うまくあった時のパワーの出方は最高ですが、公道ではシビアすぎて使い物にならない設定でした。

我慢してしばらく走らせてECUが学習するのを待ってみましたが、あまり変わらないので戻って000317に戻すことにしました。

走行後のECUは結構熱くなっていました。手で触った感じですが000317より調子の悪かった000139の方がかなり熱くなっていた感じです。

ECUは密封されたケースになっていましたので、穴を開けて熱がこもらないようにしてみました。

燃料タンクがすっぽり被さるので効果があるかは疑問ですが気持ちです。

装着後に再度テスト走行をしました。やはりトルクが出ていてコーナリングも快適です。

アクセル開け始めからリアサスがグッと沈み込む感じがあるので安心してバイクを切り返せるようになって楽しいです。

高回転までの加速も滑らかで恐怖の7000rpmまでの気持ちの準備も少し可能になったのです。

500Vdueもこれにて一件落着のようです(笑)

最後に暗くなって走行でしたのでヘッドライトをつけて走りましたがエンジンを回してないと電圧が12V台になって若干エンジンの調子が下がります。13V以上出ていれば安定するので、この辺はなにか対策を考えます。

コメントいただいた内容で興味深い内容がありましたので早速確認しました。

電子部品に関しては全くわかりませんので、説明はできませんがECUのこの部品の調整でアイドリングが直るようです。

ボンドがかぶさっていてわかりませんでしたがマイナスドライバーで回すことができました。

デジタルのようでアナログな感じです(笑)

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コメント: 4
  • #1

    ドカマニ (月曜日, 15 10月 2018 12:37)

    ツイッタでリンクを張ってくれた人が居たので見に来ました。
    20年ぐらい前にお客さんの500dueをいろいろやってました。
    ROMは3種類有りました。
    このECUはフィードバック(学習)しないので、時間が立っても状況は変わりません。変わるとすれば、気温、水温など周辺の状況です。
    写真の基盤左下に、ボンディングされていますが水色の直方体の部品が見えますが、これはトリマーと呼ばれる可変抵抗です。
    ボンディングされていますが、こいつも調整要素になっているはずですが、調整方法は良くわかりません。

  • #2

    ちょいふる (月曜日, 15 10月 2018 18:15)

    ドカマニさん、はじめまして。
    いろいろと、貴重な情報をありがとうございます。
    現状維持で楽しんで乗りたいと思います。

  • #3

    ドカマニ (月曜日, 15 10月 2018 18:49)

    ECU本体の番号は、単純にシリアル番号なはずなので、数字が大きいほうがより改良されたマッピングになっていたはずです。
    そのトリマーの外側に配置されている方が、確かアイドリング時のベースとなる噴射量のいわゆる「COトリマー」と言うやつだった気がします。
    端子が3本あって、GND,5Vとセンサ出力なので、キーオン時の出力電圧をメモっておけば原状回復できるはずです。
    アイドリング時に回転が下がらない症状は、これで調整できると思います。
    上記は、マレリのECUにおける見地ですが、TDDのECUも似たような感じになっていたと記憶しています。

  • #4

    ちょいふる (月曜日, 15 10月 2018 23:48)

    度重なる貴重なコメントありがとうございます。
    早速基盤を確認しました。
    (ブログ内追記)
    抵抗値をかえてどうなるか、後々試してみます。
    とりあえずは今のECUで様子みます。