鉄で作り直したクラッチハウジングを車体に組み込みました。
はたしてどうなるでしょうか?
先ずはオイルシールを新品に交換です。
このオイルシールは規格品で入手は簡単です。
この状態での圧入は少々コツが必要です。
ハウジングを固定するナットが特殊工具を必要とするので毎回苦労して脱着していましたが、ナットの破損が進んで来たので何かいい工具はないかと探したところKTCからいい工具が販売されていました。
ホーシングナットレンチという工具でトラックのホーシングナットの締緩工具です。
規定トルクの100Nmも余裕でかけられました。
いつか使えると思って購入しておいたクラッチディスクセットの出番が来ました。
ドゥカティ用ですが製造メーカーはdueの純正部品と同じメーカーです。
クラッチの組み込みは何の問題もなくできました。
スプロケットも鉄製の39Tに交換です。
駆動系部品はやっぱり鉄製がしっくりきます。
チェーンも長すぎたので4コマ落としました。この時点では4コマ落としで大丈夫だったのですが2コマにしておけばよかったと後悔することになるのでした。
走行できるようになったので、いつものように近所をテスト走行です。
暖気とアイドリングの時点で違いが判りました。
スロットルバルブの開度でアイドリング回転数を調整していますが、エンジンが温まったらアイドリング回転がかなり上がりました。
スロットルバルブを閉じて調整してみたら今までにない安定したアイドリング状態になりました。
発進の時点でクラッチのつながりも気持ちよく、神経質な感じはなくなりました。
低速からの加速も、なんだか普通でスロットルとうまく連動して後輪に上手くトルクが伝わる感覚です。
中低速域がかなり使いやすくなったのとシフトチェンジが普通に出来るようになったので良かったです。
高回転までのつながりも滑らかで加速が良くなりました。
あと、乾式クラッチの音が鈴の音の様で綺麗になったのも良かったです。
ワインディングでどんな走りができるのかが楽しみです。
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