去年の暮れにバッテリーが上がって不動車になっていたSB8Rの整備をやっと、とりかかれました。
最近は土日の日中にしかバイクにかかわれなくなったのと整備より乗ることが多くなったので放置車両が増えています。
TESI 1Dに時間がかかっているので一旦SB8Rに切り替えました。
ステムベアリングにプリロードがかかっていないようで、走行中にカタカタしていました。
キャスター角度が変更できる構造のためステムベアリングは少し特殊なものが使われています。
上側のベアリングインナーレースはステムシャフトに軽く圧入する構造になっていて、ベアリングのカバーを正しく組み込むことにより適正なプリロードが保持される構造になっています。
寸法的に圧入可能な位置まで叩き込んではいるのですが、少し走ると抜けてくる感じです。
この部品でベアリングのインナーレースのプリロードを保持する構造になっているはずですが、レストア後はインナーレースと適切なメタルタッチができなくなってしまったようです。
仕方がないのでシムリングを入れて調整しました。
組み込んでフロントを吊り上げて揺さぶった感触が組み直す前と明らかに違いましたから、多分大丈夫でしょう。
ステアリングの動きも軽すぎず、重すぎずでいい感じです。
国産車でもステム廻りの整備は難しいですが、ビモータの場合は設計思想が若干異なるようで更に難しいです。
とりあえず走ってみて違和感がなければ良いでしょう。
電気をたくさん使う車両で、バッテリーの負担が大きいようなので容量の大きなバッテリーが入るか確認しましたが、微妙に難しそうでしたので今まで通りのバッテリーを注文です。
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