Tesi 1Dやっと復活！

2023年5月末にロードサービスのお世話になってから、1年と9か月にしてやっと復活です！

昨年7月のブログの冷却水漏れから登場してこなかったTesi 1Dでしたので不動車になり下がってしまったと思われていた方も多いでしょうが、コソコソと直しては現れる故障と格闘していたのです！

冷却水漏れは、幸いにしてホースの抜けが原因でした。

少々タイトな取り回しのホース部でホースバンドの幅が広すぎたのが抜けた原因のようです。

適切な幅のホースバンドを利用して冷却水を入れなおしてエアー抜きもしっかり行って解決です。

車検の方は昨年の11月には無事に通って公道を走れるようになっていましたが、車検中と車検合格後に出てきた不具合の修理で、作業台に戻ってきました。

ガソリン残量計が機能しなくなったのでばらして確認したら、フロートの磁石が外れてました。

構造上、いつ壊れてもおかしくはない構造でした。

耐ガソリン製の液体ガスケットで磁石をフロートに取り付けました。

イタリアから取り寄せたサービスマニュアルに日本語手書きで燃料ゲージの抵抗値が記載されていましたので、確認したらOKでした。

タンクとゲージの取り付け部Oリングが崩壊していたので、代わりのOリングを見つけるのに手間取りました。

タンクがポリタンクで接地面が歪んでいるので、ガソリンが漏れないサイズのOリングを見つけるのに何種類も購入してやっと見つかりました。

センサーのカプラーも長さが短くて整備性が悪かったのと、そろそろ断線しそうでしたので日本製の防水カプラに交換しました。

燃料ポンプのカプラもそろそろ怪しかったので交換して、位置も変えて整備性を向上させました。

スロットルポジションセンサーも互換性のある社外品に交換です。

ドゥカティから新品部品が出ますが、かなりの高額ですから、ebayで安く購入です。

納期がかなりかかり、送料も高額でしたが新品より半額以下で準備できました。

取付角度は可能な限りスロットル開度信号が遅れる位置でセットしてみました。

スロットルポジションセンサーの交換理由は、車検後に走行したらガソリンが濃すぎてまともに走らなくなってしまったので、もしかしてセンサーが壊れたのかと思っての交換です。

センサー交換に伴うエアークリーナーボックス脱着がかなり面倒なマシンです。

ヘッドライトはハロゲンの物で車検は通りましたが、光軸調整が大変でした。

調整構造が、右側通行使用になっていたのが原因だったようです。

車検の光軸等の考え方を教えてもらったら、最初に作ったLEDバージョンのヘッドライトユニットでも行けるようでしたので、こちらのタイプに交換しました。

その他の問題点は、ホーンが車検前日までなっていたのに当日鳴らなくなって特別にハーネスを設置して事なきを得た感じです。ホーンは車検から戻ってきたら鳴るようになりました。

そんなこんなで、整備も終了してエンジン始動です。

液晶の表示もなぜか見えやすい濃さまで復活してくれていました。

始動性も良好で、水温が上がればアイドリングも低回転でも安定してくれます。

空ぶかしの感じは、パワフルになった感じです。

実際の走ってみたら、感動するほどのパワー感は有りませんが、ガスが濃すぎる感じは解消された感じです。

アクセルの開け方を、Tesiにお伺い立てながら操作すればまあまあいい加速をしてくれるようになりました。

イマイチエンジンに圧縮が足らないフィーリングなので、そこは距離を走って回復していくことを期待します。