TESI 1D本領発揮!

エンジンパワーもトルクも全く出てこないTESI 1D904でしたが、やっと目覚めてくれました!

車検取得後に、もろもろの修理と整備を進めていく中でスロットルポジションセンサーを新品部品に交換したのが成功の切っ掛けになりました。

ドゥカティ純正部品でも購入可能な部品でしたが、かなり高価なため互換品を購入です。

交換時の取り付け位置をスロットルが開く信号が可能な限り遅れる位置で取り付けしました。

冷間時のエンジン始動も良好で、空ぶかしも元気が良く高回転まで回ってくれましたが、アフターファイヤーが激しく出るようになったのです。

実際の走行ですが、高回転まで回りますがトルク感が薄くてダメな感じでした。

スロットルポジションセンサーは取付位置が調整できるタイプでしたので調整位置を変えて何度か走行を繰り返しました。

濃すぎて高回転まで回らなかったり、アイドリングが続かなくてストールしたり、ノッキングの症状が出たりと何度も調整を繰り返したら、やっといい位置が見つかりました。

軽くアフターファイヤーが出る感じでしたが、スロットルに対するエンジンの反応が良くてアイドリングも安定しています。

スロットルポジションセンサーの位置はこのままでもう少しガスを濃くしたいところです。

スロットルポジションセンサーの位置をごまかしてガスを濃くするサブコンはこのバイクにはあまりよろしくない感じが、スロットルポジションセンサーの調整で感じましたので、手っ取り早そうでしたが今回は選択肢から外しました。

ヤフオクでドゥカティ851レーシングキットのロムコピー品が出ていましたので、試しにそれを購入しました。

エンジンはかかりますが、濃すぎる設定で始動時からプラグがかぶります。

始動に失敗しなければ走らせることは可能でしょうが、アイドリングが多い公道では不向きなセッティングなようでしたので試走もなしで元の851SPのロムに戻しました。

何かいい手は無いかなと考えたら、吸気温センサーをごまかしてガスを濃くする部品があったことを思い出して試してみました。

SB8Rと500VDueで使用していい結果を出した商品で、SB8Rからは取り外して使用していなかったのでそれを使用です。

センサーカプラも共通なのでそのままボルトオンです。

設置場所も目立たない場所で操作も可能な場所で工夫しました。

取付て早速試走しましたが、出だしからバイクが別物です!

今まで何度も良くなった良くなった!と、散々ほざいてきましたが今回は250ccのバイクから900ccのバイクに乗り換えたぐらいの違いです(笑)

加速も抜群で、タイヤに荷重もかけられるのでコーナリングも良くなりました。

エンジン出力に関しては諦めかけていたので、乗るのが楽しいバイクになったのはよかったです。

アクセルを無駄に開けることが無くなるので燃費も改善される予感です。

スロットルポジションセンサーの交換でエンジンの様子がはっきり感じられることになったのが成功の切っ掛けになりました。

カウル内に仕込んでいたETCが整備性の悪さの一因になっていましたので車体側に設置しなおしました。

これでETCを取り外さなくてもカウルを取り外しが可能になりました。

良い感じに完成度が高まったTESI 1Dなのでカウル脱着整備は無くなると思いますけど。